大体いつも75点くらい

おっさんが長文で呟くやけに気味の悪いブログです。たまにねこの写真を載せて客引きを試みたりもします。

おっさんが経験済みブラック企業①

ブラック企業ブラック企業とニュースを見るとそんなワードが出たり出なかったりと、仮に出なくても今の日本の状況から切っても切れない言葉になってますね、ブラック企業

僕がしょうもない文系大学を卒業するかしないかくらいの時がいわゆる就職氷河期と言われる時期でしたが、3年の時は酒ばっかり飲んでて、学校にも行かなかった為、世の中、というか自分がどんな状況に置かれているかすら知りませんでした。

酔っ払ったまま4年生になり、足りない単位を取ることに追われていたら、いつのまにか就職活動はほとんど終わっていました。ただでさえ就職氷河期、さらに僕の代の就職活動はほぼ終了している状況です。今の学生の方であれば留年して第2新卒(でしたっけ?)を狙ってしまうと思います。

そんな絶望的な環境に身を置いていて、多少の焦りは感じていたものの、どうにかなるだろうと、その時の世の中の厳しさの片鱗すら知らなかった、少し頭のあったかい感じの僕は就職の決まった友人からもらったすっかり薄くなった就職説明会の案内誌をペラペラめくります。載ってるのは勿論、小売業ばかり。

まあ仕方ない、とはいえちょっとでも自分にメリットがある小売の方が良いなーと思って、選んだのが家電量販店。今の方の感覚じゃ考えられないですよね。

当時、win98が出たばかりで、まさにPC普及の黎明期でした。

僕はパソコンなどほとんど使ったことがなく(MSX2は持ってました)、パソコンは覚えておいた方がいいな、と思った結果がソフトの知識ではなくハードの知識、というところがもはやアレですね。

そんなこんなで店舗外壁が黄色の家電量販店に就職が決まりました。

当時CMに出ていたバカルディ(現さまぁ〜ず)が好きだったので、その話をしたら受かりました。

住んでた家の近所の店だったので、通勤も楽で先輩もいい人が多く、それほどブラックな感じはしませんでした。

ただ研修はよく聞くブラックの典型でした。

喉が枯れるほどの声出しを強要されて泣きじゃくる若い女の子、途中で逃げ出してしまうやつなどなど、ありがちな感じでした。

正直研修はそんなに辛くなかったです。「声を出す意味」なんて考えなかったので。

声を出す意味なんて考えてしまうと、声を出すこと=就職すること、声を出すことに意味はない=(ここに)就職するなんて意味がない、なんて構図が成り立ってしまうのかと思いました。

講師が満足するような声を出せばお咎めなしな訳ですから、バカみたいにでかい声を出して、そんな研修からはとっとと離脱しちゃえば良いんですよね。

 

すっごい長くなりそうなんで一旦切ります。