おっさんが経験済みブラック企業②
週末はバイクで走ったり、ねことゴロゴロしてたりしていましたので、少し間が空いてしまいました。
で、ブラック企業の話ですね。
研修はそんなこんなで適当にやり過ごして、現場に戻ってきました。
売場でパソコンをひたすら売ってく仕事です。当時はノートパソコンが20万くらいが当たり前で、今考えると黎明期とはいえ、よく売れたなあと感心してしまいます。
僕は見た目がちょっと音楽とかやってそうな、というかライブハウスでよく暴れてんでしょ?というような感じでした。とはいえ、人付き合いとかは仲のいい友達以外は本当に苦手で、接客業とは真逆の人間だと思っていました。
そんな僕の接客なので、売上も大したことはないのだろうと思っていましたが、そこは予想に反して、割と売上が上がっていました。
なんでだろうと自分なりに分析?してみたんですが、当時(今も変わらないかもしれませんが)はお客さんが来たら声かけて、張り付くみたいなスタイルが一般的でした。
が、僕はなんせ人付き合いがあまり得意ではないので、なんとなく「いらっしゃいませー」みたいな声は出しますが、張り付いたりはできません。
自分で服を買いに行った時にもあまり話しかけて欲しくないタイプなので、自然とそんな感じのスタイルに落ち着いてました。
上司からは当然怒られましたが、自分が嫌なことはしたくなかったので、「すみませんーえへへ」と適当に流して、引き続き売場に立ってました。
そんな感じで働いてたんですが、適当な距離感でいると声をかけられるんですね。
気づいたら、お店の中でも売上が上位の方になってました。
パソコン買いに来るお客さんと僕のスタイルがたまたま合致していただけかもわかりませんが、積極姿勢よりは、ぼんやり立ってる方が売上は良かったですね。
それなりに売上も上がって来た入社して半年後くらい、なんとか本店という所の偉い人から、僕に異動の話がきました。
平の僕に拒否権などある訳もないですので、いやいやながら異動しました。
このなんとか本店、ここの売り上げが、当時の黄色い壁の電気屋さんの株価を左右する、みたいなくらい大きな店で、小さな店でマイペースにやってた僕からするとかなりきついお店でした。週末の会議ではテレビ電話の向こうで社長が怒号を飛ばしていたり、しょっちゅう取締役が見回りにきて、社員に当たり散らしていく、なんて当たり前でした。あ、やっとブラックっぽい話になってきましたね。
とはいえ、そういった外圧?上からの圧力が強ければ強いほど、社員間での結束が強まるようで、また同僚、先輩は歳が近かったこともあって、仲が良かったです。
その先輩の中に、ものすごい僕のことを買ってくれて、様々な仕事をさせてくれた方がいました。
もうお会いする機会もなくなってしまったのですが、今もとても感謝しています。
また長くなってしまいましたね。まだまだ序盤中の序盤なんですけど、話終わるのでしょうか。端折っちゃってもいいかもしれませんね。
続きはまた後日。
途中、どうでもいい話も交えていければと思います。